フォクスホール（2013年生、母オレンジスカイ）

フォクスホール（2013年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホールウォーカー（当時10歳）と交配したオレンジスカイが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はストロベリーフィールドファーム株式会社。2016年の’16雲取賞で2着に入った他、2018年の武蔵野オープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

薮口一麻厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2015年）

5月29日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/良）に出走。3頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月13日、中5週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の新生特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワールドプリンスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月1日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、2歳戦の新風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングスベンチに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3歳（2016年）

1月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’16雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたハタノリヴィール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた11戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ドンナディヴィーノに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

5月3日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた13戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月19日、中6週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、’17 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファイヤープリンスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月3日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシークロムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったスプリングガールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のけやき賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた18戦目は、’17まがたま賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で懸命に走り抜いたが、サニーデイズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシークロムを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（2018年）

1月11日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったバーンザワールドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中4週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルゼブブを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

3月20日、中4週で迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のプリムローズ賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したノブワイルドを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5月31日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のエメラルドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、抜け出したノースカルロスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月28日、中3週で迎えた26戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったバルダッサーレにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のモリデンリオに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7歳（2020年）

1月16日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月23日、中8週で迎えた31戦目は、’20 武蔵国オープン（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた32戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた33戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、浦和スプリント（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のスポーツの日特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8歳（2021年）

2月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた36戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた37戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。