アイランドリバー（1989年生、母アイランドゴッド）

アイランドリバー（1989年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイカードレム（当時10歳）と交配したアイランドゴッドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

8月9日、デビュー戦は鈴木勇騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンリョウスキーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセントカリムをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森安輝正騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒロカギャルを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で森安輝正騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（1993年）

5月9日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森安輝正騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森安輝正騎手（7戦1勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハグロウォリヤを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森安輝正騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で森安輝正騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で森安輝正騎手（10戦2勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（11戦2勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（13戦2勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（14戦2勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5歳（1994年）

1月15日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森安輝正騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。