サンリョウスキー（1989年生、母ミヨノスミレ）

サンリョウスキー（1989年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のストラダビンスキー（当時14歳）と交配したミヨノスミレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地37戦5勝2着5回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月5日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月22日、中4週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアイランドリバーに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月31日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ヒデノバンガードに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1993年）

5月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、タマビッグホープに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールデンピアスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリネンエレガンスに2馬身の差をつけて優勝

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の川西特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイブキダイフクをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったルトロワマルスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホクザンアンドレに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月6日、中2週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったビクトリーマークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンフォーミラに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月11日、約6か月半の休養明けで迎えた26戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、元町ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

6歳（1995年）

1月7日、中3週で迎えた27戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月16日、約6か月半の休養明けで迎えた31戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた32戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（京都芝2200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

7歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた36戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた37戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた38戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、下越特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた39戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた40戦目は、山ノ井良浩騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、清流特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山ノ井良浩騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休養明けで迎えた42戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（1997年）

1月27日、中6週で迎えた43戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。