ゴールデンピアス（1989年生、母シエイデイールー）

ゴールデンピアス（1989年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時6歳）と交配したシエイデイールーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦4勝。主な勝ち鞍は1993年の競馬法制定70周年記念芦屋川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

6月28日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアインフロイラインをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のファンドリエバートに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月29日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

4歳（1993年）

6月13日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンリョウスキーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦3勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の競馬法制定70周年記念芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（9戦3勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のサマニベッピンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1994年）

6月5日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた14戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。