ナムララッシュ（2004年生、母ガールスカウト）

ナムララッシュ（2004年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突進する」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時11歳）と交配したガールスカウトが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のチューリップ賞(一般B3以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大典牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、奈村信重によって1,627.5万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月25日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

10月20日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月10日、中6週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスプリングシャラに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライラックビジンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグランドローザンヌに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、能登町赤崎いちご杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルージョージに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、花梨特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクプロシードに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、チューリップ賞（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るライラックビジンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、あざみ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスリーエレガンスに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスズカアムールに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、あさがお特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルージョージに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中9週で迎えた14戦目は、馬産地日高協賛杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、もみじ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で米倉知騎手（11戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラフブキオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で米倉知騎手（12戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月16日、中1週で迎えた17戦目は、純一・晴江結婚しました記念（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で米倉知騎手（13戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビジョンパースートを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

4月7日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（14戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月14日、中7週で迎えた20戦目は、馬産地JA門別特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（15戦8勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。