ビジョンパースート（2004年生、母キャステングガール）

ビジョンパースート（2004年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「展望＋追求。勝利という未来を追及して突き進んでほしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したキャステングガールが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦12勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の純一・晴江結婚しました記念(一般B1-2)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額3,200万円（16万×200口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月11日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月3日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月9日、中8週で迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の海老根新来場記念（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るインサイドアウトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、連闘で迎えた11戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドローザンヌを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストロングビートに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイヤサンダーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月2日、中2週で迎えた14戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスプリングデザートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、サンタクロース特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンレーサーズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月4日、中0週で迎えた16戦目は、一般C2-2（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキヌガサパールに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月31日、中3週で迎えた17戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ナイスドトウに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のイズミノエースに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月24日、中4週で迎えた19戦目は、増穂浦さくら貝杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた20戦目は、春蘭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウコーラルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた21戦目は、花梨特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、れんげそう特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた23戦目は、つつじ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリスタルペガサスに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、よもぎ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた25戦目は、しょうぶ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアトワンスヒロを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

7月13日、中4週で迎えた26戦目は、つばた馬杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スペシャルイヤーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で平瀬城久騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエクストラナンバーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月11日、中1週で迎えた28戦目は、百日紅特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で平瀬城久騎手（11戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミノプリティーにクビ差交わされて2着となった。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-3（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で平瀬城久騎手（12戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラブユウデンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で平瀬城久騎手（13戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた31戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストサウンドに7馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、秋桜特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフローラルシーズンに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月4日、中3週で迎えた33戦目は、まんりょう特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、純一・晴江結婚しました記念（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムララッシュに2馬身の差をつけて制した。

11月25日、連闘で迎えた35戦目は、ヒスイ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた36戦目は、金の成る木特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（2009年）

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた38戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた39戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた40戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた41戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた42戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。