ナオミラフィネ（2017年生、母クルージンミジー）

ナオミラフィネ（2017年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+洗練された(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したクルージンミジーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の境港特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、塩澤正樹によって3,780万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月6日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月16日、中9週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したエンプティチェアにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノキトピロに半馬身届かず2着に敗北した。

11月9日、中5週で迎えた4戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサイクロトロンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2020年）

2月5日、中8週で迎えた6戦目は、3歳戦の雪割草賞（a）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジャコウジに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中5週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤新騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斎藤新騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイアンバローズをアタマ差振り切って2勝目を収める

4歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月6日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったアイアンバローズにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

5月23日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月12日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月27日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

5歳（2022年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月29日、中6週で迎えた25戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた26戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月22日、中8週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた29戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6歳（2023年）

1月14日、中4週で迎えた31戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2023年1月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。