タガノキトピロ（2017年生、母アレキパ）

タガノキトピロ（2017年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋行者にんにくの別名」。毛色は栗毛。種牡馬のケイムホーム（当時18歳）と交配したアレキパが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2022年の九州クラウンオープン(地方重賞)に勝利した他、2022年の佐賀オータムスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月29日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナオミラフィネを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3歳（2020年）

3月15日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

7月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた9戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月17日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り最後はサウンドプリズムと並んで12着同着となった。

11月29日、中5週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた12戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、サルビア賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のヨシノルキーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月26日、中3週で迎えた13戦目は、馬産地協賛競走（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリーダーズに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月3日、連闘で迎えた14戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアンジュリアンに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

1月31日、中3週で迎えた15戦目は、マーヴェラス賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月12日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、あじさい賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサマカオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

7月25日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた18戦目は、葉月特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイサチルエースに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月18日、中2週で迎えた19戦目は、アイオライト賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシゲルヒラコーに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、トルマリン賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリマステラに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモカンツォーネに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月5日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（9戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスカゴシマに半馬身届かず2着となった。

5歳（2022年）

1月16日、中5週で迎えた23戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナナルテアに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月12日、中3週で迎えた24戦目は、唐津湾賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中純騎手（11戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデータヴァリューを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

3月13日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の九州クラウンオープン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中純騎手（12戦9勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデータヴァリューに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月9日、中3週で迎えた26戦目は、六角川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中純騎手（13戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のミスカゴシマをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月8日、中3週で迎えた27戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中純騎手（14戦11勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデータヴァリューに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、有明海特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で田中純騎手（15戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスーパースナッズを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月30日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中純騎手（16戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スパーダにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月4日、中4週で迎えた30戦目は、地方重賞のウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で田中純騎手（17戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた31戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のゴールドスプリント（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。