シゲルヒラコー（2016年生、母トロピカルフラワー）

シゲルヒラコー（2016年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大阪府枚方市より+公(爵位の一つ)」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したトロピカルフラワーが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2021年の初夏賞(B)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって939.6万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月23日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアンクレットハートに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーボーイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

7月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワラウウマザンマイに1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムヒッパシレを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

9月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のキングスター特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイガーティナに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月20日、中5週で迎えた7戦目は、霜降賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショーシンイを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2020年）

1月26日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤井勘一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

12月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤井勘一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5歳（2021年）

1月26日、中5週で迎えた13戦目は、ロウバイ賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマオノピュアに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、ねこやなぎ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモルトルバートに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（8戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたナンゴクエアーギル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、菜の花賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイサチルエースに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、春光賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（10戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンクビジューに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月22日、中7週で迎えた18戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（11戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイケノアスリートに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月29日、連闘で迎えた19戦目は、初夏賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（12戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルモーディグに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、向夏特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（13戦12勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、ダリア賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（14戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンジュリアンに1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

7月10日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた22戦目は、やまゆり賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（15戦13勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したマテラユウキにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月18日、中9週で迎えた23戦目は、アイオライト賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（16戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったタガノキトピロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中3週で迎えた24戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（17戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサイモンバトラーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月20日、中4週で迎えた25戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（18戦13勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴルトグランツに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンザゲームに半馬身届かず2着となった。

6歳（2022年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバーミーズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月4日、連闘で迎えた28戦目は、木葉採月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（19戦13勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた29戦目は、熱血!さがけいば塾!（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（20戦13勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた30戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したテイエムサツマオーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、中3週で迎えた31戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（21戦13勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7歳（2023年）

1月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた32戦目は、門松賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（22戦13勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた33戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、サイネリア特別（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた34戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（23戦13勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた35戦目は、向春特別（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（24戦13勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた36戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、すみれ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。