モルトルバート（2017年生、母メジロルバート）

Molto Rubato

2017.03.01

モルトルバート（2017年3月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「非常に自由なテンポ（音楽用語）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したメジロルバートが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の長崎街道松原宿特選(C1-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、シルク・ホースクラブによって2,052万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額2,800万円（5.6万×500口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月27日、デビュー戦はA.シュタルケ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月22日、中7週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

3歳（2020年）

4月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

10月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したレッドチェイサーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったコスモスターリングに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグリエクレールをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウラスカルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた14戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、祝月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセルリアンラグバに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

1月23日、連闘で迎えた16戦目は、初空月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したスラーリドラーテを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、ねこやなぎ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルヒラコーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、木芽月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサイモンバトラーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキョウワファントムに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月27日、中2週で迎えた20戦目は、沈丁花賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のオーサムランに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、鳥待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた22戦目は、狭夜月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、サイモンバトラーに半馬身交わされて2着となった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、マテラユウキに3/4馬身交わされて2着となった。

6月14日、連闘で迎えた25戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月26日、中1週で迎えた26戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタッチスプリントに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

7月10日、中1週で迎えた27戦目は、やまゆり賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた28戦目は、立秋特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（14戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた29戦目は、オッズパーク賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（15戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月11日、中0週で迎えた30戦目は、長月賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（16戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5歳（2022年）

3月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた31戦目は、陽炎賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（17戦3勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた32戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、春暖賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた33戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた34戦目は、麗春賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山田義貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウインブランカに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた35戦目は、熱血!さがけいば塾!（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、シルク・ホースクラブによって2,052万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額2,800万円（5.6万×500口）で一口馬主が募集された。

山田徹厩舎（佐賀）へ入厩。

5月29日、デビュー戦は山田義貴騎手を鞍上に据えて、オッズパーク杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。7頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。