コスモカンツォーネ（2017年生、母メイショウハルゴマ）

コスモカンツォーネ（2017年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歌（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時9歳）と交配したメイショウハルゴマが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金蘭兄弟から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって432万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月16日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月15日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2020年）

2月15日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5月2日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月12日、中9週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

9月19日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリムスヴォトンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、名馬はここから生まれる賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリンケージをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1十二十三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイクノスカイをクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

4歳（2021年）

1月20日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦3勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノオリーブに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、嫉妬の炎特別（高知ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルノインパクトに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルバールマンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中3週で迎えた19戦目は、貴九二泪の別れ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドヒューズに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、けいばでけいば特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた22戦目は、お帰り濱尚美騎手特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、琴ヶ浜特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アセイラントに交わされて3馬身差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた24戦目は、琵琶ヶ滝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた27戦目は、ヤ・シィパーク特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセイコチャンに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

9月18日、中2週で迎えた29戦目は、りんどう賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセイコチャンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったテイエムサツマオーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた31戦目は、ハーベスト賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったゴルトグランツをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタガノキトピロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた33戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた35戦目は、ターコイズ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた36戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた37戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスーパースナッズに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた38戦目は、スノードロップ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月28日、中1週で迎えた40戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた41戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。