ニートギャル（1986年生、母オスミヤング）

Neat Gal

1986.02.26

ニートギャル（1986年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のゴールデンゲイト（当時8歳）と交配したオスミヤングが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は重田 利明。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったタニハイパワーに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイノヒロインに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳300万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクリダンカリーに5馬身の差をつけて制した。

4歳（1990年）

2月4日、約11か月半の休養明けで迎えた9戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。