ジャンドメール（2002年生、母シーガルクイン）

ジャンドメール（2002年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海の男（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したシーガルクインが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害3戦0勝、地方12戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、中4週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月4日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた7戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月15日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーヨーコテツに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマグマフレアを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミカエリビジンに9馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマグマフレアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロトアンドロトに1馬身半の差をつけて制した。

9月16日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオニヘイを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、連闘で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペプチドクインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月29日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカノヤストロングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

12月2日、中4週で迎えた19戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサウンドクライマーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（8戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（9戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。