ファンユー（2021年生、母サブリナ）

Fanyu

2021.05.30

ファンユー（2021年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「翻羽、穆王八駿より」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時10歳）と交配したサブリナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フアーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月3日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、シントーハナノボスに交わされて3馬身半差の2着となった。

3歳（2024年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、4着に入った。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた5戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のポトマックテソーロに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、3着に入った。

12月21日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4歳（2025年）

4月27日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深道騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月3日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、伏姫スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた12戦目は、ビスカリアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサティスファイアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた13戦目は、おとめ座スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーミングヒルに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月3日、中4週で迎えた14戦目は、芝山町は町制70周年!はにわ祭で会おう!（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マスタープランに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中4週で迎えた15戦目は、霜月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のゴールデンスイープに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。