グローリアスムーン（2006年生、母タカノヒカル）

グローリアスムーン（2006年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしく美しい月」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時7歳）と交配したタカノヒカルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2-3。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月2日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、クリノビャクダンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4歳（2010年）

4月28日、約9か月半の休み明けで迎えた10戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-1（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、アルデバラン特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、室蘭白鳥大橋特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のベルリオーズを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、サムライハート賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小嶋久輝騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったシシノテイオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小嶋久輝騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったオンザビートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

5月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、サッポロビール特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた19戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6歳（2012年）

6月27日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた20戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月3日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。