アイシクルアート（2002年生、母アイシーゴーグル）

アイシクルアート（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「つららの芸術」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したアイシーゴーグルが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2005年）

10月23日、約13か月の休養明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したエイシンライトゥンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月16日、中7週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた3戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトーラスワンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた4戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、CJファイナル（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2006年）

1月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリオースに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず17着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンサリヴァンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2007年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアルゴノートに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月2日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

6歳（2008年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。