セトホーライ（1988年生、母マルゴスイセイ）

セトホーライ（1988年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアリイフオージユ（当時13歳）と交配したマルゴスイセイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地12戦3勝、地方18戦5勝2着4回。1991年のNHK杯(G2)で4着に入った他、1991年の春蘭ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月10日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサハリンロマンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1991年）

1月27日、中4週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスナークホワイトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

3月9日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は安田隆行騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた8戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーワアイドルを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。20頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

4歳（1992年）

6月28日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5歳（1993年）

4月25日、約9か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、川野勇馬騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1994年）

9月13日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、山北隆士騎手を鞍上に迎えて、一般C5-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山北隆士騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったレオパードから半馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5-7（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山北隆士騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルダンディーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山北隆士騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノナイルに3/4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

11月28日、中2週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた20戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったノルディクダンサーから1馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山北隆士騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1995年）

1月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山北隆士騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノカスガからクビ差の2着に甘んじた。

1月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山北隆士騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた24戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロッシーガロから1馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中5週で迎えた25戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた26戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山北隆士騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山北隆士騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた28戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカノーザンをアタマ差制して制した。

7月30日、中3週で迎えた29戦目は、一般C4-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のセントスイートに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

8月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C4-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックオーカンに半馬身の差をつけて8勝目を手にした。