ペネトレイト（2012年生、母シアトルブリッジ）

ペネトレイト（2012年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バスケットの攻撃手段のひとつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したシアトルブリッジが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月14日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

3歳（2015年）

2月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月27日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のカリスマサンバゴをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月26日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、閉伊川川下り大会賞（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒミノナデシコに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエイジャンセンに8馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、シャイニーサンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンデンルーチェに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のボンボニエールに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（11戦5勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（12戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシューワレジェンドに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（13戦6勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ダンシングアヘッドに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月4日、中1週で迎えた25戦目は、葛巻まちなか雪まつり賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（16戦6勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

1月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3月20日、中9週で迎えた27戦目は、輝く笑顔スタート賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（17戦6勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、希望郷いわて国体開催記念遠野市賞（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（18戦6勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、江刺甚句まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（19戦6勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた30戦目は、盛岡南部鉄器賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（20戦6勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（21戦6勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた32戦目は、コサージュ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（22戦6勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた33戦目は、ロイヤルパレード賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（23戦6勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた34戦目は、北上川ゴムボート川下り賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（24戦6勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。