キョウエイトルース（1997年生、母キョウエイヨシノ）

キョウエイトルース（1997年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したキョウエイヨシノが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着3回、地方7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は仲田雅興騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したウインエストレラを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたトーホウビーナス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブラックシャワーに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のあずさ賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

8月5日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田島裕和騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったラインアプローチから2馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中5週で迎えた11戦目は、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるシルクエスペランサを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒダカオーシャンに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2001年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のタヤスダッシュをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月11日、中3週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

11月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5歳（2002年）

1月20日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったフォーティエースに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月21日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6歳（2003年）

1月16日、中9週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた30戦目は、春暖賞（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた31戦目は、陽春賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。