センターバシレウス（2002年生、母リスキーⅡ）

センターバシレウス（2002年4月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋王（ギリシャ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェリ（当時10歳）と交配したリスキーⅡが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北海牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

5月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリキアイリューオーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月29日、連闘で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイノヒーロを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5歳（2007年）

6月24日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップオブドーラを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

8月26日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたアリアドネズライン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月30日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカシノエスケイプを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

12月9日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

6歳（2008年）

2月2日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7歳（2009年）

1月15日、約11か月半の休み明けで迎えた17戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、なずな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、市川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた20戦目は、ラジオ大阪『ほんまもん!原田年晴です』賞（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた21戦目は、スプリングシーナリ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた22戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、姫路さぎ草特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、姫路港開港50周年記念杯（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり4着に終わった。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。