ポレンティア（2017年生、母ポーレン）

ポレンティア（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの古代都市名。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したポーレンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2020年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月17日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエピファレーヌに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

1月13日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月20日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヴェンチュラスターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4歳（2021年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

8月15日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったサトノアイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月24日、中9週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

5歳（2022年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のゲンパチリベロに1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

8月21日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた15戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2023年）

3月4日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2023年3月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。