ニチリン（2007年生、母タフネススター）

Nichirin

2007.03.23

ニチリン（2007年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「日輪」。毛色は栗毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したタフネススターが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中 裕之。戦績は、中央平地9戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のメトロポリタンノベンバーカップ(A3 B1)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

4月19日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインドスピードを鬼脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4歳（2011年）

3月19日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6月2日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、アレックスバローズにクビ差交わされて2着となった。

6月11日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

10月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップ ケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートオブストーンに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフサイチコウキをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の京都スマイルプレミアム（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

5歳（2012年）

12月9日、約13か月の休養明けで迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

6歳（2013年）

6月8日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦2勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。