シクレノンラグーン（1987年生、母トウジンホマレ）

シクレノンラグーン（1987年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時7歳）と交配したトウジンホマレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

11月11日、デビュー戦は東田幸男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジアザミに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はマチカネオトニキクと並んで1着同着となった。

4歳（1991年）

1月12日、中6週で迎えた3戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

7月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた5戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5歳（1992年）

3月21日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったサンパワーホーラーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったタイストレートにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイストレートをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。