サンパワーホーラー（1988年生、母エリモセフト）

サンパワーホーラー（1988年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルコウジ（当時6歳）と交配したエリモセフトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地11戦2勝、地方23戦9勝。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は北沢伸也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノブレスオブリージを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4歳（1992年）

1月5日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた6戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

3月22日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた10戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシクレノンラグーンに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチングリーンに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、大瀬戸豊騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトジュノーに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、白菊賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレディプロムナードに2馬身半の差をつけて制した。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルグローリーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月29日、中2週で迎えた16戦目は、あすなろ賞（金沢ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のチェッカーホマレに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月13日、中1週で迎えた17戦目は、中日杯（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1993年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、スプリングカップ（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は大瀬戸豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のオヤベエースをクビ差制して8勝目をマークした。

5月9日、中3週で迎えた19戦目は、JTB賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大瀬戸豊騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大瀬戸豊騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のピースマシーンに1馬身の差をつけて優勝

6月20日、中3週で迎えた21戦目は、百万石賞（金沢ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（5戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた22戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大瀬戸豊騎手（4戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（6戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノガリバーに1馬身半の差をつけて優勝

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた25戦目は、白山大賞典（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（8戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のオヤベエースに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（1994年）

9月4日、約11か月半の休み明けで迎えた26戦目は、菅原幸志騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸志騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般A（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸志騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、みちのく賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた30戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅原幸志騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1995年）

4月25日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた32戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた33戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた34戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊一道騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。