ワンダーヒロイン（1982年生、母アチーブスター）

ワンダーヒロイン（1982年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時7歳）と交配したアチーブスターが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着7回。1986年の金鯱賞(ハンデG3)で2着に入った他、1986年のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別(牝ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

12月1日、9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミチノヒバリから1馬身半差の2着となった。

12月8日、12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンプルダイナに半馬身の差をつけて勝利を決めた。

12月22日、14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

2歳（1985年）

1月12日、10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月27日、12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月2日、18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月23日、12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシールドから2馬身半差の2着となった。

4月6日、12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のリワードウイングに1馬身半の差をつけて勝利を物にした。

5月19日、28頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。6着に入った。

6月8日、9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月30日、11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月13日、14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。5着を確保した。

11月3日、20頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月30日、8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月22日、14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1986年）

1月7日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアキノサンシーに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。

1月26日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月9日、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は猿橋重利騎手。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月13日、大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アキノサンシーにハナ差交わされて2着となった。

5月11日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は南井克巳騎手。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月1日、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

7月6日、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山勝秀騎手。21頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したイズミスターを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月19日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の鞍馬特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたラッキーエコー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月8日、4歳以上1400万下の比叡特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したワンダープロシードに半馬身届かず2着となった。

11月29日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の御影特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

12月21日、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったポットテスコレディに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1987年）

2月1日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月15日、5歳以上1400万下の斑鳩特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月4日、5歳以上1400万下のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月2日、5歳以上1400万下の北大路特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

5月17日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岩元市三騎手。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。