オキサキサマ（2006年生、母プラチナウィンク）

オキサキサマ（2006年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お妃様」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時11歳）と交配したプラチナウィンクが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方18戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムラマサノメイトーを強烈な末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2009年）

6月14日、約10か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサクラフラワーをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月29日、中3週で迎えた6戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた7戦目は、ヴィーダーバッカス12周年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（2010年）

1月13日、中7週で迎えた10戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたフェロチェスナット決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月18日、中3週で迎えた13戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキセキノカチに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月25日、連闘で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、三鬼友理亜立教大学卒業記念（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したドリームルージュを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユズリープを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（12戦2勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（13戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したマンリョウラッキーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤原良一騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったパワートップスターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤原良一騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた21戦目は、日景記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤原良一騎手（16戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオンワードファインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤原良一騎手（17戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

12月4日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

12月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。