ヤマトミワオー（1988年生、母マダムスポート）

ヤマトミワオー（1988年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロードザキヤノンズ（当時8歳）と交配したマダムスポートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の野地特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月1日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロングホマレに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタニノシャマードに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月10日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4歳（1992年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のホクセイストークに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヤノコウセイに半馬身届かず2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

5歳（1993年）

6月6日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤井正輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は清水英次騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤井正輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンデーシルキーに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。