ウルトラノホシ（2021年生、母シータトウショウ）

ウルトラノホシ（2021年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したシータトウショウが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。2023年のネクストスター佐賀に勝利した他、2024年の佐賀皐月賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本春雄から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会中野香代子によって1,650万円で落札された。

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2023年）

6月4日、デビュー戦は石川慎将騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーホープフルデビュー（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は527kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンデンスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳オープンの九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネクストスター佐賀（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンオブザサマーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥールリーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月13日、中6週で迎えた5戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（2024年）

1月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳Jpn3のブルーバードカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳オープンの佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデッドフレイに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。