ポットアスター（1991年生、母スエヒロセブン）

ポットアスター（1991年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のトキノエイユウ（当時20歳）と交配したスエヒロセブンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は中山定子。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。1993年のアラブ3歳特別(アラ系3歳オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月20日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシオランナーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のボールドフレアーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスズカイーグルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1994年）

2月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。