フェーバーラッシュ（2018年生、母アブソルートライン）
Fervor Rush
2018.05.01
フェーバーラッシュ（2018年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熱烈+ラッシュ」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時21歳）と交配したアブソルートラインが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は貞広 賢治。主な勝ち鞍は2021年の3歳。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって810万円で落札された。
小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
9月21日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。
10月18日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。
12月6日、中6週で迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。
3歳（2021年）
1月16日、中5週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。
3月13日、中7週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。
4月11日、中3週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。
5月30日、中6週で馬体重を前走から32kg減らして迎えた7戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。
6月20日、中2週で迎えた8戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の丑の日こいこい特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。
7月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。
7月17日、中1週で迎えた10戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。
7月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のファイナルレース（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。
8月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。
8月29日、連闘で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
9月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼンノペギングに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
10月10日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3 22（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったビービークラージュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
10月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 19（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。
12月1日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。
4歳（2022年）
1月10日、中5週で迎えた18戦目は、一般C3七八（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したペイシャムスビにアタマ差届かず2着に甘んじた。
2月17日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモエタカに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。
3月25日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、馬い!八幡平のフキノトウ発売記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
4月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。
5月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
6月23日、中6週で迎えた23戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
7月26日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。
5歳（2023年）
10月24日、約15か月の休み明けで迎えた25戦目は、馬い!利平栗を食べよう（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
11月28日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
12月19日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
6歳（2024年）
1月15日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したペガーズブリエを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。
2月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C3五（船橋ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。
3月5日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、一般C3六（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。
3月26日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。
4月30日、中4週で迎えた32戦目は、シン・スタンド完成記念賞!（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボスオンザサンドを差し切れず、6馬身差の2着となった。
5月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したボスオンザサンドを差し切れず、1馬身差の2着となった。
6月27日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイナリンクローバーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
8月28日、中8週で迎えた35戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったアデラパフュームに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
9月24日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエドノテーラーにクビ差届かず2着に甘んじた。
11月1日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、一般C3一（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（5戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたハーピーブロッサム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。