トータルリコール（2019年生、母メイショウナナイロ）

トータルリコール（2019年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「完全記憶能力。全てのデータを呼び起こし競走する馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したメイショウナナイロが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のオールイズトゥルーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中9週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

3歳（2022年）

2月12日、中8週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月21日、中4週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月25日、中7週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したメルヴィルにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

6月11日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての大外10番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2023年）

9月3日、約9か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。