トップセラー（2002年生、母プロモーション）

トップセラー（2002年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヒット商品（母名より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したプロモーションが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦3勝。2005年のスイートピーステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハセノベルカントに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた8戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2006年）

10月22日、約10か月の休養明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（2007年）

7月22日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンライジンを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

8月4日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月8日、中8週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルアナハイムを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

11月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月15日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

6歳（2008年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月1日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。