コランダム（2000年生、母パーフェクトジェム）

コランダム（2000年3月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「鋼玉、赤い玉はルビー、青い玉はサファイアのことを示す」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時13歳）と交配したパーフェクトジェムが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方40戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の錦秋湖特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

9月7日、デビュー戦は蓑島靖典騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4歳（2004年）

4月3日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のピンクドラゴンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月18日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリタイザンに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサワノバンビーノに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダニエルジェードから1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブルームフォンテンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のハタノガッツに1馬身1/4の差をつけて5勝目をマークした。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシフサヒカルからクビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイコマルビーからアタマ差の2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のパラダイスジョージに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた16戦目は、錦秋湖特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のジェーピーバトルに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月26日、中2週で迎えた17戦目は、かまくら特別（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（9戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木忍騎手（12戦4勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で佐々木忍騎手（13戦4勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルスナイパラダイスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた25戦目は、「デンジャラス」安田和博金沢競馬来場記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミラクルタイガーに1馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、海遊亭リニューアルオープン記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、新潟県十日町から金沢競馬観戦記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月25日、連闘で迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、高橋マサノ凱旋記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセイカアルテナにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、からまつ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のセイカアルテナを半馬身振り切って9勝目をマークした。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、北陸綜合警備杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた33戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のワカリライアンスを半馬身振り切って10勝目を達成した。

6歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた34戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、北陸コカ・コーラボトリング株式会社杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた35戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた36戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般A6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般A7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた38戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた39戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた40戦目は、アイリス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた41戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた42戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（10戦3勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた43戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（11戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。