ロンス（2015年生、母アイコチャン）

ロンス（2015年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したアイコチャンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2020年のマカオジョッキークラブトロフィー(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月29日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3歳（2018年）

2月10日、中9週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したイッツマイターンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトモジャクアルトをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月28日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4歳（2019年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドシャーロットを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月22日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの大山崎特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5歳（2020年）

2月16日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月11日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井学騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴッドバンブルビーをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。