クレスコモア（2010年生、母ラブレター）

クレスコモア（2010年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋もっと、更に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したラブレターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月15日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたセレブリティモデル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミッキーサクセスに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

2月2日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のビオラ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

4月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月22日、中5週で迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワイドバッハにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたスズカウラノス決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、エイコーンパスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフリークエンシーを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

6月21日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月24日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴダールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキタサンウンゲツをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月5日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5歳（2015年）

2月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月5日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月12日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6歳（2016年）

1月9日、中3週で迎えた29戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。