テンエイルーラー（2007年生、母テンエイエトワール）

テンエイルーラー（2007年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋支配者」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したテンエイエトワールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は農事組合法人天栄牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳B4。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月25日、中8週で迎えた3戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイカミノユメに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月2日、中0週で迎えた6戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のシンカンキセキをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月14日、中6週で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山中利夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山中利夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーメッセージをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の祝すぐる☆あやこ御結婚記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山中利夫騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山中利夫騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山中利夫騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3九（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山中利夫騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山中利夫騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のサイゴンプリンセスをクビ差振り切って3勝目をマークした。

12月14日、中2週で迎えた16戦目は、能登寒ブリ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山中利夫騎手（13戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山中利夫騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で山中利夫騎手（15戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた19戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で山中利夫騎手（16戦3勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。