マイネルカンターレ（2004年生、母マイネアモーレ）

マイネルカンターレ（2004年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋歌う（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時19歳）と交配したマイネアモーレが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の久留米特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,400万円（24万×100口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったビクトリーテツニーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナックルパートに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3歳（2007年）

4月29日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月5日、連闘で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて最後はベルモントプロテアと並んで14着同着となった。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

7月28日、中7週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボーナスフィーバーに3馬身の差をつけて優勝

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。