ベルモントプロテア（2004年生、母エスケイチャーミイ）

ベルモントプロテア（2004年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時17歳）と交配したエスケイチャーミイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地27戦5勝2着1回、地方14戦0勝2着2回。2008年のKBC杯(オープン)で2着に入った他、2008年の阿蘇ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のコアレスアタックを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2007年）

4月7日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はマイネルカンターレと並んで14着同着となった。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロリンザーユーザーを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月5日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

2月10日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレゾリューションをクビ差振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

3月15日、中4週で迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタイキシルバーをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

8月2日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のダイショウジェットをクビ差振り切って5勝目を手にした。

8月10日、連闘で迎えた21戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスマートファルコンにクビ差届かず2着となった。

8月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた23戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月8日、中5週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの名鉄杯（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月10日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた30戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフサイチミライにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月21日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた34戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月20日、中5週で迎えた37戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったディアーウィッシュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

12月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた40戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた41戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。