インターワカシオ（1984年生、母オートミギヤル）

インターワカシオ（1984年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時9歳）と交配したオートミギヤルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着6回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月4日、デビュー戦は西橋豊治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西橋豊治騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったエクセルレディに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西橋豊治騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサルノクイーンに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西橋豊治騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西橋豊治騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったワンダードレッサーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1987年）

1月11日、中2週で迎えた7戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月19日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西橋豊治騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西橋豊治騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西橋豊治騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西橋豊治騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

10月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西橋豊治騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカムトウライフをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月29日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（1988年）

3月5日、中9週で迎えた18戦目は、平田秀也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた19戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、久保田敏彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したモミジシンフォニーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田敏彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したスノーパークにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月13日、中1週で迎えた24戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したミリオンセンプーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西橋豊治騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西橋豊治騎手（13戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月4日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西橋豊治騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた31戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーストライフに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1989年）

6月11日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着を確保した。

6月24日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロッキーワールドに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月2日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。