スマートパラゴン（2010年生、母スプリンターキャット）

スマートパラゴン（2010年4月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋模範」。毛色は栗毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時14歳）と交配したスプリンターキャットが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、地方37戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の中山由菜10歳誕生日おめでとう。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって420万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2013年）

8月23日、デビュー戦は柿原翔騎手を鞍上に据えて、3歳戦の中山由菜10歳誕生日おめでとう（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエムエムドルフィンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスターオブグレイスに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マコロンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月3日、連闘で迎えた4戦目は、一般C26（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリリアーナに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマスミラクルスノーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、もんや記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリアプロフィットを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカテリーナに2馬身の差をつけて制した。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンライズスターを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

6月5日、中3週で迎えた11戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のデルマベムを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6月27日、中2週で迎えた12戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦7勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、デルマヤマンバにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月22日、中3週で迎えた14戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、金シャチけいばNAGOYAジョッキーカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた15戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（12戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコンクエストをアタマ差だけ差し切って優勝

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、浜菊特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエクセルギーに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

10月23日、中2週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、うさぎ座特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、いちじく賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（14戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた20戦目は、昭和橋賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウジンベエを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月31日、中5週で迎えた21戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一 C2五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた25戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

6月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野毅騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高野毅騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2十二 C3一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野毅騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高野毅騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2十二 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高野毅騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた33戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、本物が生きる街すみだ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十一 C3一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、一般C2十六十七十八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2十六 C3一（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤嶺亮騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。