ダイリンザン（2012年生、母ミレナリオ）

ダイリンザン（2012年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時10歳）と交配したミレナリオが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は小野瀨竜馬。戦績は、地方10戦7勝。2014年のカペラ賞(地方重賞)に勝利した他、2015年の飛燕賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2014年）

6月22日、デビュー戦は石川慎将騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は528kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケノハヤテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノマラドーナを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って2勝目をつかんだ。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のハイネに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3歳（2015年）

1月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月22日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレアファルコンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた7戦目は、サフラン賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のポロタンに6馬身半の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

12月19日、中6週で迎えた8戦目は、地方重賞の仙酔峡賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビービーアックスに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2016年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、睦月賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシフレディを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月17日、中3週で迎えた10戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジーガークリスタルに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。