カルーナブルガリス（2019年生、母ディアザリアー）

カルーナブルガリス（2019年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時16歳）と交配したディアザリアーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。2023年のスプリント特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

3歳（2022年）

2月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた9戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマーブルケイケーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

10月13日、中7週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、高知の新米ファーストキッス賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤーラシカに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマリンディーヴァに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月2日、中2週で迎えた19戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ユキノマツシマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のツーエムプライドに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月15日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、ラナンキュラス賞（盛岡ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月28日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた22戦目は、一般B1（水沢ダート850m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアルゴルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったダイセンメイトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月11日、中3週で迎えた24戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアザルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、マラカイト賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスカイルークをクビ差振り切って制した。

9月3日、中3週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた26戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた30戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（10戦4勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた31戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したチベリウスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた33戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、奥州弥生スプリント（水沢ダート850m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた34戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた36戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた37戦目は、M2の早池峰スーパースプリント（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月23日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた41戦目は、グリーンマーブル賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパクパクデスワを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。