スマイルカナチャン（2008年生、母キープユアスマイル）

スマイルカナチャン（2008年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「微笑み＋人名愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時12歳）と交配したキープユアスマイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2五。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は410kg。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2011年）

3月5日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の盛岡市産業まつりレース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたブライティアコート決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の心をひとつに矢部美穂賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、シルクフィリアに交わされて2馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブライティアアネルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、連闘で迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアプローチライトに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウショウトレロに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月16日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のピースワンレディに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ハクシンフリーダムに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフェルマグリオに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

12月5日、連闘で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月12日、連闘で迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、前沢温泉舞鶴の湯レース（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリッツクイーンラブに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、連闘で迎えた22戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、連闘で迎えた24戦目は、Restart（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、安比川レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。