タイフウヒダカ（1988年生、母キヨヒタチ）

タイフウヒダカ（1988年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキヨヒダカ（当時10歳）と交配したキヨヒタチが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨミネ牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月16日、デビュー戦は天間昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったターフジョイにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のリスクオーカンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月17日、中3週で迎えた10戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で森安輝正騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森安輝正騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた14戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森安輝正騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた19戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は沢昭典騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したキングオブトラックにアタマ差届かず2着となった。

12月22日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアストリートワンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた25戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月25日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月12日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（1993年）

7月31日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は森安輝正騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた34戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。