バンダムハリアー（2002年生、母メモラブルグリーン）

バンダムハリアー（2002年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの戦闘機」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したメモラブルグリーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」と「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山科統によって1,732.5万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月24日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、スガーフォーティーに3/4馬身交わされて2着となった。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフォルティシモを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月25日、中6週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、逃げるスパインにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月3日、中9週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2006年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月25日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

9月30日、中5週で迎えた20戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.イネス騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた22戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2007年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6歳（2008年）

5月3日、約12か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。