キタサンブルボン（1993年生、母プライズクロッシング）

キタサンブルボン（1993年6月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時18歳）と交配したプライズクロッシングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の青葉城特別(D2)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

7月6日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた2戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のマルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4歳（1997年）

4月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた7戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3ロ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーパスファーストから半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、山寺特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般D3ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のノーパスファーストに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般D3イ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイクスプレンダーに7馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般D2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は白谷正美騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスガビートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月15日、中3週で迎えた13戦目は、一般D2イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンフラットをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、青葉城特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白谷正美騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンテンフラットに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般D2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白谷正美騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコイワディクシーをクビ差制して獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3イ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で白谷正美騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエルダーウエルに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月6日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で白谷正美騎手（6戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノジェットに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白谷正美騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユーセイイカルスに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

11月18日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1イ（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で白谷正美騎手（8戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイイデスイレンカに1馬身の差をつけて10連勝を達成した。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、カモシカ賞（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で白谷正美騎手（9戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュディトラウムから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1998年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（10戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコガネダイヤから2馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般B2イ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（11戦9勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。