マヤノラトゥール（2001年生、母シェリーザ）

マヤノラトゥール（2001年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ワインの名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したシェリーザが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方28戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったクリアヴィジョンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3歳（2004年）

4月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、一般D4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタラビットから2馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2005年）

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた12戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月15日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた15戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月1日、中0週で迎えた18戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた20戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、向日葵特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた23戦目は、アクアライン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったムーンサルトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月21日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇田創騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で脇田創騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したユメミルエポナにハナ差届かず2着となった。

12月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るギブリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた31戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したユメミルエポナにハナ差届かず2着となった。

3月10日、中3週で迎えた32戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウサマノコイを半馬身差し切って勝利をモノにする

8月3日、約5か月の休み明けで迎えた33戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。