サトノバシリス（2017年生、母サトノラミア）

サトノバシリス（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女（古代ギリシャ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時8歳）と交配したサトノラミアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月8日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3歳（2020年）

2月16日、中9週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

8月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったシュゴテンシに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた6戦目は、2020JBCまであと1日（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ワイエスキャンサーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したデルマエメラルドに半馬身届かず2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた10戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、内田健介祝成人杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨダンクンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月7日、中0週で迎えた11戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンマルフラッシュに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したレーヌシャドウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナオラブリイに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月6日、中2週で迎えた15戦目は、芒種特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ホウオウマライアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた16戦目は、風待月賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズカップトライアル（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノキングを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を手にした。

7月11日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた19戦目は、暮夏賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、楽天競馬杯ポイント還元賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、秋冷特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、霜降特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたホウオウベルタ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた25戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、おおいた豊後牛争奪杯（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた27戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた28戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

2022年1月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。