ペッパーミル（2021年生、母トーワフォーチュン）

ペッパーミル（2021年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「胡椒(ペッパー)を挽くためのもの。労力を惜しまず一心に仕事をする」。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時11歳）と交配したトーワフォーチュンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、橋詰弘一によって902万円で落札された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月23日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3歳（2024年）

2月3日、中5週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のタマエスポワールに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月15日、中7週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2025年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、上里直汰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月17日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上里直汰騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンダーアリュールにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したリクエイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月26日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は上里直汰騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。