エイシンナカヨシ（1985年生、母エイシンフラワー）

エイシンナカヨシ（1985年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時16歳）と交配したエイシンフラワーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月10日、デビュー戦は須崎昇騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須崎昇騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で須崎昇騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイカツニシキを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で須崎昇騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳400万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で須崎昇騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は須崎昇騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上400万下の伊万里特別（小倉芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で須崎昇騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はタイフェスタと並んで6着同着となった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須崎昇騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須崎昇騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（1989年）

3月4日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンカンサイにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月26日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は須崎昇騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（14戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で須崎昇騎手（15戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノオサフネから2馬身半差の2着となった。

11月18日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。